Friday, April 29, 2011

伊礼智の住宅設計作法―小さな家で豊かに暮らす

沖縄出身の建築家、伊礼智氏の
伊礼智の住宅設計作法―小さな家で豊かに暮らすから

...「設計って外をどれだけ取り入れるかでしょう?」とおっしゃったのは哲学者の野矢茂樹さん。(中略)外部からやってくる光、熱、風や香り、音やコミュニケーションのどれを取り入れて、どれを拒絶するかが設計であると……。豊かなものはみんな外部からやってくる、外部に閉ざした人は豊かになれない。豊かな住まいは外をどれだけ取り入れるかにかかっていると解釈しました。その話はとても新鮮に感じました。...

Monday, April 25, 2011

中野の丸井

新しい丸井の裏には小さなビオトープができた。

Hundertwasser Architecture‏

前からほしかった本Hundertwasser Architecture‏を買う。
 ↓これの英語版。
フンデルトヴァッサー建築 (ジャンボシリーズ)


フンデルトワッサーというと、日本ではバブル時代の色物建築のように思われがちだけれど、そのカラフルで自由な曲線の根底には、最近の日本のエコブームなどよりずっと昔からエコロジー思想があったことは、あまり評価されていない。

2000年ごろNHK-BSで、米米クラブの石井竜也が、ニュージーランドに住むフンデルトワッサーを訪問する番組があった。その家が、まるで丘の中をくりぬいて家にしてしまったような、 遠目には周りの自然と一体化してしまっているものだったのが、強烈な印象に残っている。(フンデルトワッサーは、この撮影のしばらく後に亡くなっている)
この家は徹底していて、仕組みは覚えていないけれど、トイレも下水に流すようなことはせず、分解させて自然に返す、という極めてエコシステムに配慮したものだった。

20年以上も昔、東京で個展が開かれたのを見に行ったりもしていたのに、私はその番組を見た当時には、すっかりフンデルトワッサーのことを忘れていたのだった。あらためて彼の作品の哲学を思い出し、以来昔より一層惹かれるようになったのだった。今頃やっと、屋上庭園など、時代が彼に追い付いてきたみたいだ。

Sunday, April 24, 2011

Park Yoga at Roppongi Midtown

今年も六本木ミッドタウンのパークヨガに参加。今日のインストラクターは、坂東イッキ先生
聞いたことのないヨガの流派だったけれど、何となくイイ感じだったので、終わってから尋ねてみると、ヴァイクンタヨガというオリジナルのヨガをしていらっしゃるとのこと。
「は~!オリジナルのヨガなんですか!」と目からうろこ。

日本に帰ってからというもの、いろんな流派やら、細かなアライメントとか、情報が多すぎて、「何をすればいいのか分からなくなる!」と思っていたので、若い先生が自分の流派を作ってしまうということに、すごく感心というか、納得してしまった。でもよく考えたら、結構みんな自分の名前を冠したヨガを謳っているから、そんなに驚くことではなかった。
基本的なことをしっかりやれば、あとは人それぞれに自分のヨガを追及していけるのだろうと思う。
いつまでも基本ができない私は、いつになったらそこまで行けるのか?
写真はヨガの始まる前に見た、隣の和風な公園。

明日は綿本ヨーガスタジオの綿本先生の月見ヨガに参加予定。


Saturday, April 23, 2011

Bayat Vocational School in Kelaten centaral Java

SMK Bayat is the vocational school of ceramic and batik, located in Bayat, Kelaten, central Java.

Prof. Chitaru Kawasaki (Kyoto Seika University, Japan) from 'Save Putaran Miring Culture Society' had joined the team as professional volunteer, providing technical consultancy in ceramic curriculum and workshop.

Sunday, April 17, 2011

経済成長なき社会発展は可能か?

経済成長なき社会発展は可能か?――〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学セルジュ・ラトゥーシュより

成長という幻想が、自然や貧しい人々からの窃盗を隠蔽し、資源の欠乏を創り出しているのに、それを成長と偽っている
ヴァンダナ シヴァ(食糧テロリズム


幸福な人は抗欝剤を消費しないし精神科医の診察を受けることもない。自殺をしようとも思わないし、商店のショーウィンドーを壊すようなこともしないし、高価で役に立たないものを丸一日かけて買うこともない。つまり社会の経済活動には少ししか関わらないのである。
エルヴェ ルネ マルタン

あらゆるビジネスと宣伝広告活動は、生産物の山に埋もれた世界の中で需要を創出することを目的とする。そのためには生産物をより迅速に流通させて消費する必要がある。つまり大量のゴミを矢継ぎ早に製造し、ゴミ処理活動をしてゆかねばならないのだ。
ベルナール マリ

消費社会が悪魔の輪舞を踊り続けるためには三つの要素が必要である。消費欲を刺激する宣伝広告、消費手段である信用貸し付け、そして需要を更新するために生産物を短いサイクルで計画的に使用不可能とすること、である。